不動産には地域、年別、面積などのさまざまな要因によって決定される「不動産市場」があります。不動産価格指数は、国土交通省が「経済、金融の危機となる不動産価格の変動を把握するため」に2012年8月より毎月発表していくと導入されたシステムです。

不動産の価格は、転勤や引越しを検討している人にとって重要なものになります。価格が低ければ決断につながりますが、反対に高ければ躊躇してしまう原因に。そこで、現在の不動産市場についてお伝えしていきます。

不動産価格は上昇傾向？

不動産価格指数は2010年の平均を「100」として指標したもので、2016年7月に発表された住宅総合不動産価格指数は「106.7」となり41ヵ月連続でプラスとなりました。住宅総合の数値だけをみると不動産価格は上昇傾向です。

しかし、種類別の価格推移をみると不動産価格は上昇傾向とは言えません。戸建住宅をはじめとする住宅地は年々下落傾向。価格指数の数値が上昇している要因は区分所有マンションにあります。マンション価格は右肩上がりの伸びをみせていて、2016年7月段階では「128.9」と、前年比よりプラス6.3%となっています。

全国別の不動産価格指数

先ほどご説明したとおり、人口の減少や高齢化社会によって住宅地の価格は下がってきています。さらに中古住宅の場合、住宅の老朽化・空き家対策で価格は下げられています。

一方のマンションは全国的に上昇価格。特に東京、名古屋あたりの首都圏は、人口減少と反比例して移住する人が集中しているのでマンションの需要が高く、顕著な上昇がみられます。

2017年水戸市の土地相場

気になる2017年最新版の水戸市の土地相場。2017年水戸市の土地取引価格(坪単価)は「82,780円(土地ドットコム調べ)」となっています。前年比よりマイナス2.81%で、価格が下がったことになります。水戸市の住宅を売却すると希望している価格より下回る可能性はありますが、水戸市の住宅を購入するのはお得になるかもしれませんね。

もう1つ情報を付け加えると、2016年水戸市の地価公示価格も前年比より減少しています。

最後に

不動産市場についてのまとめ、2017年の水戸市の土地相場についてお伝えしていきました。水戸市の不動産価格は減少傾向にあることがわかります。

しかしそれは水戸市に限らず、全国各地でも同じことがいえます。お伝えしたようにマンションの需要は高くなり、価格はこれからも上昇していく可能性が高いです。狙い目は戸建などの住宅地で、マイホームを検討している人にとって追い風となるでしょう。