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2016/01/08不動産基礎知識
土地探しで失敗しない為のチェックポイント東洋エステート

一戸建ての家を建てた場合、建物は経年劣化し、それによって資産価値が下がりますが、土地は違います。建物がなくなっても土地はそのまま残ることから、資産になるのです。そのため、家を建てる際に土地選びは非常に重要になります。

土地は代々受け継がれていくものですので、良いものを選びたいですよね。では、どんな土地が良い土地なのでしょうか。今回は、良い土地を見分けるポイントをご紹介します。

良い土地・悪い土地を見分ける際にチェックするポイント

まずは、その土地のロケーションが重要になります。そのロケーションとは・・・

●最寄駅からの距離(徒歩、バス、車でそれぞれ何分なのか。近いほど良い)

●周辺施設(病院や、役所等の行政機関、銀行等の有無や距離と所要時間)

●教育機関(幼稚園、保育園、小学校、中学校までの距離と所要時間。どんな学校か)

●ショッピング施設(スーパーやホームセンター等のショッピング施設までの距離と所要時間)

●自然環境(公園や緑地など、自然に触れられる場所が近隣にあるかどうか。)

です。

最寄駅から近いほど人気もあり土地の価格も高くなりますが、周辺環境も大切です。駅から近くても風俗街が近いなど、良好とは言えない環境であれば、マイナスとなります。

駅から多少離れていても、大きな公園が近くにあるなど良好な周辺環境であれば、プラス評価になります。また、小学校や中学校が近くになく、通学が不便な場合はマイナスになります。

これら5つのポイントを満たすものが最高評価になりますが、全て満たす土地はなかなか出てこないのではないかと思います。大抵は5つのポイントのうちの1つが欠けているなど、どれかが足りないことが多いようです。その場合は、妥協点はどれになるのかをはっきりさせておきましょう。

さて、ロケーションは問題無かったとして、次に重要になるのは、その土地がどんな土地か、という点です。その土地の勾配や道路付、面積などが、チェックする際のポイントになります。

勾配

勾配については、南垂れの土地が良いとされています。なぜなら、南側に家が建っても、自分の家よりも低い位置に建つことになるため、南側の日当たりを維持することができるからです。また、眺めも良いのが特徴です。

ただし、敷地が傾斜や段差になっているため、基礎工事などに余分に費用がかかるデメリットがあります。

その次に良いとされているのは平坦な土地です。南垂れの土地に比べ、工事費用はかかりませんが、南側に家が建つと日当たりが悪くなってしまいます。

最も評価が低いのは、北垂れの土地です。北側に家が建ったとしても眺望に影響はあまりありませんが、日当たりの悪さがデメリットになります。

道路付

最も良いのは東南角地です。東と南、つまり朝日と昼光を取り入れることができ、採光率が高い住宅が作れます。角地ですので、隣に家が建つ心配はありません。

その次に良いのが、西南角地です。こちらは東南ほどではありませんが、採光率の高い家を作ることができます。

その次は南面道路地です。これも南側からの光を取り入れることができます。道路に面しているため、南側に家が建ったとしても、ある程度の距離ができますので、日差しが入ってこなくなる心配はなく、採光面でのデメリットが少ないのが特徴です。

なお、西と北に面している土地は、角地でも道路地であっても評価が低くなります。西側は夕日が射しますが日差しが弱く、東側や南側よりも暗くなります。北側は日が射しませんので、昼間でも薄暗くなってしまいます。

敷地規模

人気があり高評価なのは、整形地です。正方形や長方形の形をした土地で、道路に接する部分が長い土地であればあるほど日当たりもよく、廊下の面積も抑えられるメリットがあります。広ければ広い程、高評価です。

反対に、不整形地はL字型や三角形などの形をしているため、土地としての利用が難しくなります。そのため、一般的に評価額や取引が低くなります。

最後に

土地を選ぶ際、「ここに一生住む」という気持ちで選ぶ方がほとんどではないでしょうか。だからこそ、失敗はしたくないですよね。

土地を買い、家を建てた後に「失敗した」とならないよう、チェックすべきポイントをきちんと押さえてマイホーム選びをしましょう。