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2022/09/30不動産基礎知識
中古住宅を購入時にありがちな失敗例 -前半-totaloffice

中古住宅を購入する際、多くの方が「価格」ばかりに注目してしまいがちですが、他にもチェックしなくてはいけないポイントはいくつもあります。それらのポイントを軽視して物件を選んでしまうと、住宅の購入に失敗し、後悔してしまいかねません。

今回は、中古住宅を購入するときに知っておきたいよくある失敗例について、前半と後半に分けて紹介していきます。

 

中古住宅を購入するときに気をつけたいよくある失敗例としては以下の6つがあげられます。

1.リノベーションの費用が想定していたよりも高くなった
2.住宅ローンの返済が厳しい
3.住宅の特徴や状態をよく確認していなかった
4.外装のリフォームを後回しにしてしまった
5.周辺情報のリサーチを怠ってしまった
6.住宅の管理に手が回らない

これら6つの失敗例を意識しながら購入する住宅を選んでもらうようにすれば、大きな失敗は避けられるはずです。

 

1. リノベーションの費用が想定していたよりも高くなった

中古住宅の購入で特に多いのが、この失敗例です。費用を抑えつつ理想の住宅を手に入れられるという点が「中古住宅+リノベーション」の最大の魅力だと言えますが、リノベーションこだわりが強くなればなるほど費用がかさむため注意しなくてはいけません。また、「見えない部分の劣化が激しく、それらの修繕が高くついた」というケースも多々あります。

実際、「想定していたよりリノベーションに費用がかかってしまった」「新築も買えたのでないかと後悔している」という意見も少なくありません。

リノベーション前提で中古住宅を購入するのであれば、事前のリサーチを徹底し、予算をオーバーしてしまわないようにしましょう。

 

2. 住宅ローンの返済が厳しい

中古住宅の購入を検討する方の中には「今借りている家の家賃と変わらないから問題ない」という理由で住宅ローンの金額を設定する方がいますが、そういった基準で住宅ローンを組んでしまうと住宅ローンの返済が苦しくなってしまう傾向にあるためおすすめできません。

住宅の購入や維持には、

  • 諸費用(購入価格の3~8%)
  • 引越し費用
  • 家電や家具など新築で必要になるものの購入費用
  • 固定資産税
  • 火災保険料

など、とにかくお金がかかります。リフォームを行うのであればリフォーム費用も考慮しなくてはいけません。これらの費用を考慮したローンの設定を行いましょう。

 

3. 住宅の特徴や状態をよく確認していなかった

中古住宅の購入で失敗してしまう方は、住宅のデザインや設備ばかりに目がいってしまい、その住宅の特徴や状態をよく確認せずに購入してしまいがちです。しかし、その住宅にできるだけ長く住みたいと考えているのであれば、特徴や状態についてもしっかりと確認しておかなくてはいけません。

例えば、周囲に背の高い建物が多く日の当たりにくい住宅や窓を開けても風が通らない住宅は、湿気がひどく、カビや結露に悩まされる可能性が高いので注意が必要です。

中古住宅は配管の状態もチェックしなくてはいけません。配管の寿命は20~40年ほどとされているため、住宅の築年数によっては配管の劣化がかなり進んでしまっている可能性があります。

また、購入した住宅が違法建築の物件である可能性も。建ぺい率や容積率をオーバーしている違法建築の住宅を選んでしまうと、住宅ローンを組めなくなってしまいます。

 

 

さて、今回は中古住宅を購入時にありがちな失敗例を3つご紹介いたしました。

次回は残りの3つについて紹介していきます。